ロシア語でしゃべる時間ですよ!::レッスン 04::国・文化情報
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ロシア人は何を食べるの?どういう食べ方するの?

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ロシア人は一日3食を摂ります。朝、仕事に行く前に朝食を食べて、13−14時に職場で昼食を摂って、夜家で夕食を食べます。朝食べる量は少ないです。普段、サンドイッチやゆで卵またはスクランブルエッグやヨーグルトとカッテージチーズです。食後はブラックコーヒーか紅茶を飲みます。

もともとロシアの昼ご飯の時間帯は13時から15時まででした。最近、外で食べる人が増えていますが、昔はそんなことはなかったです。職場によりますが、社員食堂が付いている所もあります。基本的な昼ご飯とは必ずスープとメインディッシュと紅茶またはコンポート・ジュースというセットです。

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晩ご飯は家族全員揃って食べます。普段、一つのメインディッシュの後は必ず紅茶を楽しみます。

近年、大都市では外食する人が増えています。ランチ(ビジネスランチと表記されるのは多い)の時間は12時から16時までで予算はだいたい300ルーブルまでです。

ロシアのテーブルマナーの特徴は必ずパンの二種類、黒パンと白パンが出るということです。黒パンとは独特の味を誇るライ麦のパンです。黒パンはロシアの伝統的なパンです。ロシアといえば黒パンです。外国に暮らしているロシア人は一番恋しい食べ物はやはり黒パンのようです。せっかくですから、かならず一口をどうぞう!

ロシア人は食べるたびにヴォッカを飲んでいると考えている外国人が多いですが、もちろんウソです。ロシア人はヴォッカを飲む条件と言うのは何かお祝いすることがあって(誕生日、結婚式など)沢山親戚や友達が集まった時に限ります。最近、ビールも人気がありますが、寒い季節にはあまり飲まれていないです。夏、暑い時に伝統的な飲み物、「クヴァース」が非常に人気高いです。

モスクワのレストランとカフェについて

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モスクワではイタリア、フランス、グルジア、ロシアなどの各ヵ国の料理を楽しめるレストランがたくさんあります。レストラン情報は「The Moscow Times」という新聞に載っています。またはレストランの情報サイトrambler.ru、mail.ruの「レストラン」という欄を検索するといいです。リーゾナブルレストランと言えば、チェインの「ミューミュー」、「ヨルキ・パルキ」、「グラブリ」というセルフサービスレストランをお勧めします。小さな居心地の良いレストランで300から400ルーブルの予算でロシア家庭料理のようなシンプルで美味しい物が召し上がることが出来ます。

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モスクワをぶらぶらしている時に「コフェ・ハウス」、「ショコラードニツァ」、「コフェマニア」などのチェインのコーヒーショップが沢山あることに気づくでしょう。コーヒーエスプレッソの最安値は60ルーブルです。コーヒー以外はライトカクテル、ジュースがあり、ケーキやサンドイッチやサラダなども召し上がることが出来ます。

もし、カフェに行く時間がない場合、外のキオスクで食べ物が買えます。安くて美味しい食べ物は「クローシカ・カルトーシカ」(ジャガイモちゃん)というチェインのキオスクで買えます。大きなジャガイモの中に選べるサラダ具材が詰め込まれています。または、「ルースキエ・ブリヌイー」(ロシアのクレープ)、様々な中身のあるロシア風のクレープです。

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高級レストランではキャッシュでもクレジットカードでもお支払いが出来ます。しかし、クレジットカードで払いたい場合、お持ちのカードの種類が取り扱っているかどうかを確認して下さい。また、小さなカフェではお支払いは普段キャッシュのみになります。チップの金額が決まっていないですが、だいたい勘定の10−15%という計算になります。

もし、男性のあなたがロシア人の女性と一緒にカフェやレストランに行くことになったら、お会計の時にあなたが支払うことを期待されるのは頭に入れておいて下さい。ロシアでは男性が払うという決まりがあります。もちろん、相手の女性は自分で払うと言った場合、それは心配するものではありません。通常、団体で食べに行ってもその前に男性陣はお互い勘定の金額を割り勘にする約束をします。

ロシア料理

ペチカ

昔はロシアの全ての食事がロシアのオーブン、「ペチカ」で作られました。炉内温度は暖炉の温度ほど高くはなかったが、長い時間この温度が保たれました。伝統的な食器であるクレイポットに食べ物を入れて、ペチカに入れていました。そうしたら長くゆっくりと調理されていました。そのため、出来上がった料理は少しお粥の状態に近かったです。ロシア料理の最古とされているのはさまざまな穀物と野菜を使った料理です。それは様々なカーシャ、粉類(パン、ピロシキ)とスープです。「シーとカーシャは我々の一番大事な食べ物だ」という言葉は昔から伝わってきました。元々ロシアでは肉があまり食べられていなかったです。魚がまれに食べられていました。

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カーシャ

現代でも色んな種類のカーシャをよく食べます。オートミールやセモリナ粉のカーシャがよく児童の給食に出ます。そばのカーシャは付け合わせとしても単独料理としても食べられます。そばのカーシャにバターを入れるとより美味しく召し上がることが出来ます。また、カーシャのよくある食べ方と言うのはカーシャのお皿に大量に牛乳を入れるという食べ方です。最初から牛乳で茹でる方法もあります。

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パン

ロシアの主食はパンです。ロシア人はパンをたくさん食べます。ロシアのテーブルにいくら様々な料理が並べられても必ずパンを添えます。以前は、労働者や農民がスープを食べる際、黒パンの500g〜1kgまで食べていました。多くの場合、パンだけが彼らの昼食でした。

ロシアではパンの種類がたくさんありますが、二つの大きなグループに分かれています。小麦粉でできている「白パン」とライ麦で出来ている「黒パン」です。黒パンはロシアの昔から伝わっているパンで独特な味と香りを持っています。ロシアでしか味わえないものです。

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ブリニィー

パンと同じようにブリヌィーの歴史も長いです。ロシアの異教の時代では、ブリヌィーは、特別で神聖な食べ物であって、様々な儀式の時に使われていました。特定な場所で特別な服を着用して調理されました。調理の流れが秘密のベルに包まれていました。子孫を見守ってもらうように最初に焼いたブリヌィーは死んだ先祖のために置かれていました。徐々に異教の春を迎える節分祭り、「マースレ二ツァ」ではブリヌィーがとても大事な役割を果たされるようになりました。ブリヌィーは丸くて暖かいのでまるで 太陽のようでした。マースレ二ツァの時にみんなブリヌィーを作って食べました。そういうことによって段々暖めて春を近づける太陽を奉っていました。いつも大量に作られました。マースレ二ツァの時に一週間にわたって、外でずっとブリヌィーを作り続けていました。そして、春を迎える歌を歌ったり、踊ったり、去って行く冬を象徴する醜い藁人形を燃やしていました。

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伝統的にロシアで、小麦粉の様々なタイプから大きくて丸いブリヌイーが作られていた。現在、ブリヌイーは完全に小麦粉のみから作られています。理想なブリヌイーとは、柔らかくてふかふかしています。より柔らかくて美味しくするためには必ずサワークリームまたは溶かしバターを塗ります。ちょっと脂っこくなったブリヌイーにスパイしーでしょっぱい中身、イクラ、塩漬けの魚などを入れます。中身をブリヌイーに包んで出来上がりです!完全にロシアの伝統的な食文化を感じたい人には、ブリヌイーを食べる前にはウォッカのショートを飲むのはお勧めします。これは伝統的なロシアのごちそうです。

現在、ブリヌイーは謝肉祭以外の時もよく食べられます。基本的な作り方以外はサイズを小さくしてジャム、マーメレード、コンデンスミルクなどの甘い中身のブリヌイーがあります。もちろん、美味しいのですが、多数のロシア人は依然として塩辛い中身のブリヌイーを好んでいます。

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クヴァース

伝統的なロシアの飲み物の中で特に人気があるのはクヴァースです。アルコール度は1.2%にすぎない自然発酵によって作られる低アルコール飲料です。クヴァースの歴史は1000年以上続いています。クヴァースがリトアニアとポーランドでも人気があります。クヴァスは体にいい炭酸飲料で、夏の暑いときに欠かせない存在です。しかし、独特な風味のせいでクヴァースが苦手な外国人が多いです。慣れないとすぐに気持ちよく飲めないかもしれません。最近、市販でペットボトル入りのクヴァースが販売されています。

オクローシカ

クヴァースのベースに夏限定のスープ、「オクローシカ」が作られています。材料は細かく刻んだ茹でジャガイモとキュウリ、ゆで卵、青ネギです。最後にクヴァースとサワークリームを入れます。味付けは塩です。以上は基本的な作り方のですが、ミジンギリにした冷蔵庫の残り物を入れても結構です。昔の村人のオクローシカの作り方はもっと簡単でした。青ネギとクヴァースと黒パンだけでした。お好みに合わせて作ってみて下さい。

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スープ

ロシアの伝統的なスープといえば、ボールシチ以外はシー、オクローシカ、ソリャーンカとウハがあります。オクローシカのことを既に紹介したので、一番有名なボールシチのお話ししましょう。

ボルシチ

ボルシチとはロシア、ポーランド、ウクライナ、モルドヴァなどのスラブ系とヨーロッパの国々で愛されているビートのスープのことです。ボルシチのもとは肉ブイヨンです。ブイヨンにビート、キャベツ、人参、ジャガイモ、パセリ、タマネギ、トマトなどを入れます。作り方が微妙に違って色んな種類のボールシチがありますが、必ずの共通点はこってりすることです。

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シー

国際的であるボールシチと違ってシーは元々ロシアの伝統的なスープです。昔のロシアでは全てのスープは「シー」と呼ばれていましたが、現在はきゃベーツが入っているスープのみ「シー」と言います。シーに入れるキャベーツは新鮮な物に限らず、漬け物のキャベーツも使われていたので独特な酸っぱい味になっていました。基本的な作り方と言うのは肉(たまに魚)の出汁をしっかり取ってからタマネギ、人参、セロリ、ジャガイモ、ディル、まれにキノコを入れるのですが、一番多く入れるのはキャベーツです。深めのお皿にシーを入れて、一口サイズに切った肉とサワークリームを添えて食べます。一般的に黒パンと一緒に召し上がります。

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春は旬の刺草や酸い葉から「みどりのシー」が作られています。シーと同じような酸っぱい味がするのでキャベーツが入っていませんが「シー」と呼びます。普段、サワークリームとスライスされた茹卵が添えられます。

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ソリャーンカ

ソリャーンカはシーほど人気がない理由とは調理時間がより時間が掛かってしまうことです。肉(魚、キノコ)ブイヨンがベースになるので少しシーに似ています。ジャガイモ、キャベツ、タマネギ、人参以外は必ずピクルズと刻んだ肉の何種類か刻んだ魚を入れます。スパイスとトマトピューレで味を整えて、かなり濃い味の料理になります。

注意!ロシア料理ではもう一つの「ソリャーンカ」という煮込んだキャベツ料理があります。ソリャーンカスープと関係ないのでご注意下さい。

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ウハ

いわゆる魚スープがよく「ウハ」と呼ばれるのですが、それは間違っています。ウハとは新鮮な魚からできたスープで透明なブイヨン

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